総合文化政策学部の教員・学生を中心に構成される「青山学院大学総合文化政策学会」では,トロント大学より研究者を招き,研究会「ポスト・マクルーハンのメディアとフェミニズム~カナダの文化研究を知る~」を開催します。
カナダはメディアの思想家マクルーハンを生んだ国であり,そのメディア論はカナダ流のカルチュラル・スタディーズの文脈で独自の「拡張」を遂げていますが,日本での紹介は進んでいません。今回は特にフェミニズムとテクノロジーの視座をそれぞれにもつ2名の先進的な研究者がその関心を語ります。日本の気鋭の研究者とのディスカッションも加わり,カナダと日本の文化の諸相とそれに対する問題意識のすり合わせが探求され,今後のメディアと文化をめぐる研究が活性化されることとなりましょう。
この企画は,本学の革新技術と社会共創研究所とスクーンメーカー記念ジェンダー研究センターとの共催によるもので,日本カナダ学会の協力も得ています。
ご関心のある方々のご来場をお待ちしています。
<記>
青山学院大学総合文化政策学会
2023年度第1回研究会(トークとディスカッション)
「ポスト・マクルーハンのメディアとフェミニズム
~カナダの文化研究を知る~」
Media Theory After McLuhan:
Feminism, Technology, and Canadian Cultural Studies
▼トーク1「メディアの再理解:マクルーハンのフェミニスト的拡張」
サラ・シャーマ(トロント大学情報学部准教授)
“Re-Understanding Media: Feminist Extensions of Marshall McLuhan”
by Sarah Sharma (University of Toronto)
▼トーク2「サーキットとサーキュレーション:フーコー,メディア理論,テクノロジカル・コントロール」
ジェレミー・パッカー(トロント大学情報学部教授)
“Circuits and Circulation: Foucault, Media Theory, and Technological Control”
by Jeremy Packer (University of Toronto)
▼ディスカッサント:
田中東子(東京大学大学院情報学環教授)
Toko Tanaka (University of Tokyo)
福田貴成(東京都立大学人文社会学部准教授)
Takanari Fukuta (Tokyo Metropolitan University)
▼モデレーター:
宮澤淳一(青山学院大学総合文化政策学部教授)
Junichi Miyazawa (Aoyama Gakuin University)
●日時:2023年4月8日(土)13:00~16:00
●会場:青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル12階 大会議室(正門右脇の建物)
対面のみ(逐次通訳つき)
来聴歓迎(事前登録不要・無料)
※12時40分から開場。来場者多数の場合は先着順となり,入場をお断わりする場合もありますので,お早めにお越しください。
●主催:青山学院大学総合文化政策学会
共催:青山学院大学革新技術と社会共創研究所
青山学院大学附置スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター
協力:日本カナダ学会
●お問い合わせ: media-bunka<アットマーク>sccs.aoyama.ac.jp